最近あおり運転のニュースが多く、ドライブレコーダー(ドラレコ)導入を検討している人も少なくないと思います。ただ、ドラレコの取付って面倒だしディーラーやカー用品店に頼むと結構高額だったりします。車いじりが得意だったら簡単かもしれませんが、僕はやったことがなかったのでこれまで未導入でした。
しかし今回、定額給付金が入ったので未導入だった僕も思い切ってドラレコを買って取り付けてみました!
- 初心者でも自分で取り付けてみたい
- ドラレコの具体的な取付手順が知りたい
- マツダCX-5でドラレコ取付したい人
- コムテックZDR-015を取り付けたい人
上記に当てはまる人は参考にしてみてください。
結論から言うと、結構大変でした!
必要なもの
取付するにあたり下記のものが必要でした。
- ドライブレコーダー
- 内張りはがし
- ヒューズ電源(低背)
- 検電テスター
- ターミナルセット
- レンチ
- 配線ガイド
- 養生テープ
ネットショップを下に載せていますが、オートバックスとかに行けばだいたい売ってます。全部購入しても3万円以内で済みます。(僕が購入した合計は25,301円でした)
では順に説明していきます。
ドライブレコーダー
まずはドライブレコーダー。今回はコムテックの『ZDR-015』を購入しました。
また、駐車中の録画も対応できるようオプションの直接配線コード『HDROP-09』も併せて購入しました。
選定は以下のポイントを重視しました。
- 前後カメラがあること
- 駐車監視機能があること
- 価格が高すぎないこと(5万以下)
- ある程度評価が高いこと
これらを総合するとコムテックの『ZDR-015』が評判よさそうだし価格も2万円くらいだったのでこれにしました。
内張りはがし
内張りはがしは自動車内の内張りやコンソールをはがすときに使います。
マイナスドライバーなどでも代用できますが傷がつく可能性があるのでプラスチックの内張りはがしを使った方が無難です。(僕はマイナスドライバー使って傷つけてしまいました…)
ヒューズ電源(低背)
ヒューズ電源(低背)は直接配線コードを取り付けるときに使います。
直接配線コードの中にはエレクトロタップというものが入っていますが、都合よく電源取れるケーブルを探すのは初心者にはハードル高すぎて無理なのでヒューズボックスから電源をとる方式にします。
車種によってヒューズのタイプが違うので自分の車にあったものを使用してください。
ちなみに僕はマツダCX-5なので低背タイプの15Aのものを使用しました。フリータイプでも使えますが配線が邪魔になりそうだったのでなるべくシンプルなタイプを購入しました。
検電テスター
検電テスターはヒューズから電源が流れているか確認するときに使います。
なくてもいいですが、安全のためやうまくいかなかったときのために用意しておいた方がいいと思います。
ターミナルセット
ターミナルセットは直接配線コードをヒューズ電源に接続するときに使います。
ヒューズ電源は接続先がギボシ端子という端子になっているので、直接配線コードもギボシ端子に加工する必要があります。ターミナルセットにはギボシ端子を取り付ける工具がそろっていますのでこれを購入すれば事足ります。
レンチ
レンチは直接配線コードのアース端子を取り付けるときに使います。
僕の車は10mmのボルトだったのでそれに合うレンチでいいですが、サイズがわからない場合はソケットを入れ替えて選べるタイプがいいと思います。
配線ガイド
配線ガイドはドライブレコーダーの前のカメラと後ろのカメラの接続ケーブルを配線するときに使います。
最悪なくてもいいですが、後ろのカメラの配線のジャバラを通すときに重宝します。僕は家にあった100均の針金で代用しました。
養生テープ
養生テープはカメラの位置だしや傷防止などに使います。
これもなくてもいいですが、あるといろいろ便利です。
取付作業
今回取り付ける車はコチラです。
- 車種:マツダ CX-5
- 型式:LDA-KF2P
- 車体色:白
今回は駐車中も録画できるよう、シガーソケットからの給電ではなく車体のヒューズボックスからの給電とします。走行中だけでいい人はシガーソケットからの給電の方が楽です。
下準備
車に取り付けてからでもできますが、できれば取り付ける前にやっておきたい作業があります。
まずは下準備として直接配線コードの先をギボシ端子に加工します。
ギボシ端子の加工の仕方は下記の動画がわかりやすいです。
直接配線コードの先をギボシ端子にしたら、購入してきたヒューズ電源と接続します。
これをACC電源(赤)と常時電源(黄)の両方行います。この下準備が終わったら車へ取り付けます。
取付手順
取付手順は以下のようになります。
- 通電・動作確認
- カメラ位置決め
- 配線・電源確認
- カメラ固定
- 配線引き回し・電源接続
- 最終確認
1.通電・動作確認
まずはドラレコが問題なく動作するか確認します。カメラに付属のシガープラグコードとリアカメラのカメラケーブルを接続し、シガーソケットから電源を取ります。接続が終わったら、ドラレコの電源スイッチをONにして車のエンジンを起動させてドラレコの起動を確認します。
問題なく起動できれば次の工程へ行きます。
2.カメラ位置決め
次にカメラの位置決めをします。フロントカメラ(本体)はワイパーの可動範囲内でかつフロントガラス上部より20%以内にとりつけます。
取付の際は養生テープなどで仮貼りして角度調節ねじを緩めてカメラの映る範囲を確認しながら行うのがいいと思います。実際にカメラを取付ける場合は付属のクリーナーで貼りつけるガラスと取付ステーを拭いてから両面テープを付けて貼り付けます。
僕の車の場合はこんな感じで取り付けました。
リアカメラもワイパーの可動範囲内にします。またリアガラスは電熱線があるのでそれを避けて取り付けます。
リアカメラはこんな感じに取り付けました。
3.配線・電源確認
次は配線経路と電源撮る場所の確認です。僕の車の場合は助手席の足元にヒューズボックスがあるのでそこから電源を取ります。
配線のイメージはこんな感じです。
4.カメラ固定
配線経路が決まったらカメラを固定します。クリーナーで貼り付け面の汚れをとり、乾いたら両面テープを貼って取り付けます。貼り付けしたら、カメラの調整ねじを調整して決めた角度に固定します。詳細はドラレコの取説にありますので確認してみてください。
5.配線引き回し・電源接続
次は作業の山場の配線引き回しと電源接続です。やる順番は人それぞれですが僕は前から行いました。
まず前のカメラにカメラケーブルと電源ケーブルを接続し、天井に配線します。天井の内張りはケーブルを押せば隙間から入っていくので簡単に配線できます。
助手席側のピラーまで来たらドアのウェザーストリップ(ゴムのパッキン)を引っ張ってはがし、内張りはがしをつかってピラーを外します。電源ケーブルは足元へ、カメラケーブルは天井を伝って後ろへ配線します。
詳しいやり方は動画を参考にしてみてください。
ドア部分まで電源ケーブルの配線ができたら助手席足元のヒューズボックスから電源を取りだし接続します。
詳しいやり方は先ほどの動画で説明しています。動画ではグローブボックスも外していますが外さずに作業できます。
僕の車に接続したのがこれです。左の上から3番目が常時電源(黄)、右の上から3番目がACC電源(赤)にそれぞれ接続されています。電源を接続する前には左側にあるアースを先に接続しましょう。ここの作業が初心者にとっては結構ハードルが高いと思います。
これで電源ケーブル側は終わりです。つぎはリアカメラへ向かうカメラケーブルの配線です。
リア側への配線は内張りの隙間にひたすら入れていくだけです。ここの難所は最後の接続のときケーブルをリアゲート内のジャバラに通すところです。
天井の内張りからジャバラを通ってリアカメラに接続しています。詳しいやり方はコチラの動画を参考にしてみてください。
ここのジャバラにケーブルを通すのが今回一番苦労しました。なんせコネクタがL字になっているのでジャバラから全然出てこない! ケーブルも無理やり引っ張ったのでちょっと被覆がとれかかってました…。
これで配線は終了です。すべて終わったら内張りを元に戻してケーブルをうまく隠します。
6.最終確認
配線と内張りをもとに戻したら最終確認で問題なく動くか確認します。
車のエンジンを起動して問題なく動作すれば取付は完了です。
まとめ
今回は初心者ながら動画やほかの人のブログを参考にDIYしてみました。実際にやってみた感想としましては、めっちゃ苦労したし時間かかって全然簡単ではなかったです。(トータルで8時間くらいかかりました)でも車に関して知識と経験がすこし増えたので今後いろいろと役にたつ日がくればいいなと思ってます。
僕は時間があったので節約と経験の意味をこめてやってみましたが、忙しい人は詳しい人かカー用品店などに頼んだ方が楽だと思います。
同じ初心者の方がドラレコ取り付ける際は参考にしてみてください。
参考にしたサイト
https://maki-works.com/lifehack-zdr015#toc14
https://www.amon.jp/diy/?mode=default