最近増税や改悪が多いですが、ついにみんな大好きふるさと納税も改悪されることになりました。2023年6月末に公表されたのですが、あまりニュースにもなっておらず詳細を知らないなんて方もいるかと思います。
そこで今回は、ふるさと納税改悪の詳細と今後やるべきことについてまとめましたので、興味がある方はこの記事を参考にしてみてください。
ふるさと納税とは
ふるさと納税制度とは、地方自治体に寄付することで税金の控除が受けられ実質2,000円の負担で地域に貢献(寄付)でき、お礼の品を受け取ることができる制度です。
地域特産の食品や、工芸品、施設の優待券、宿泊券などの特典を提供してくれる自治体もあり、自分のふるさとでなくても寄付して返礼品を受けとることができるので様々な返礼品から選ぶ楽しみもあります。
ふるさと納税するには、ふるさと納税サイトからできますがたくさんある納税サイトのおすすめは「楽天ふるさと納税」です!僕も楽天ふるさと納税から寄付して返礼品をもらいました。楽天で普通に買い物する感覚で返礼品を選んで申し込みすればOKです。
楽天ふるさと納税のやり方についてはこちらのサイトがわかりやすく説明してくれています
今回の改正内容
総務省は2023年6月27日に、「ふるさと納税の次期指定に向けた見直し」の改正内容を広報しました。
主な改正内容は以下の2つです。
- 募集に要する費用について、ワンストップ特例事務や寄附金受領証の発行などの付随費用も含めて寄附金額の5割以下とする(募集適正基準の改正)
- 加工品のうち熟成肉と精米について、原材料が当該地方団体と同一の都道府県内産であるものに限り、返礼品として認める(地場産品基準の改正)
①について、総務省は返礼品の調達費用が寄付額の3割以下、送料などの経費も含めた費用総額は寄付額の5割以下とするルールを定めています。ところがこの経費の他にも総務省が把握していない費用が膨らんでいることが判明しました。これは寄附金の受領証の発行・送付、住民税の控除に必要な情報の自治体間での共有にかかる費用などの、いわゆる隠れ経費のことです。このため、今回の改正ではこうした隠れ経費も含めた上で5割以下にするように改正されることになりました。
②については、これまでは加工や製造の主要部分を自治体内で行っていれば返礼品として認められていましたが、今後は熟成肉と精米についてはその原材料も同じ都道府県産であることが必要となりました。つまり、原材料が他地域で熟成をその自治体内で行っていて安くて人気のある商品などは見直しされるということになります。
また、これまでは返礼品に関連があれば組み合わせ可能であり、返礼品が「主要な部分」を占めていればよかったのですが、返礼品を組み合わせ提供する場合、返礼品の価値が提供するものの価値全体の7割以上であることが必要となりました。これは、組み合わせ次第でどちらが主か分からないような返礼品が存在していたため、今回改正されることになりました。
つまり、上記の改正が適用されるとこれまでと同じ返礼品でも必要な寄付金の増加や、返礼品の内容のグレードが下がったりすることが考えられますのでお得度が低下する「改悪」となってしまいます。
今後やるべきこと
今後やるべきことはこれだけです。
今すぐふるさと納税はじめよう!
今回の改正を受けて、「どうせ改悪されるならやめとこう」なんて方は本当にもったいないと思います。ふるさと納税は実質負担2,000円ですが、楽天やさとふるではポイントもつくので実質2,000円以下で返礼品が受け取れる神制度です。お得度が下がったとしても3割の返礼品がもらえるのは変わらないのでやらない手はないです。
国や企業のお得な制度というのは、基本的に改悪されていくことが多いです。なのでお得な制度は使えるうちに使い倒してやりましょう!
ちなみに、僕のおすすめ返礼品は福岡県福智町の牛もつ鍋です。
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こちらは以前の記事でレビューしています。
ふるさと納税まだやっていない方、興味のある方、気になった方は是非試してみてください。